1. HOME
  2. ブログ
  3. こども会計
  4. 第96回 貸倒引当金って何?

BLOG

こどもCFOブログ

こども会計

第96回 貸倒引当金って何?

第96回は、貸倒引当金の話をします。かなり技術的な話になるのですが、こども君は、結構楽しそうです。テーマとしてはあまり前向きなものではないのですが。。。

今日はまたちょっと話が変わる。

 
 

何の話?

それはおいおい。まず、お客さんに100円で商品を売って、それを再来月に回収するとしよう。

 
 

売掛金ってこと?

 
 
 
スポンサーリンク

そう。売掛金が100円ある。で、普通は売掛金を回収するけど、今回は、商品を売った後に「あ、このお客さん、倒産しそうだ。ちゃんと売掛金が回収できないかも」ということになった。そう仮定してみて。

 
 
 

うん。実際には、そういうこともあるかもね。

で、お客さんの状況を見て、売掛金を持っている会社は「売掛金100円のうち80円しか回収できないかなあ」と考えたとする。そのとき、会社はどうしたらいい?

 
 

えー? どうしたらいいんだろう。よくわからないなあ。

会社は売掛金という100円の資産を持っているけど、これは「将来100円のお金が入ってきそうだから」資産なんだよね?

 
 

ああ、そういうことか。じゃあ、売掛金を80にする? あれ? でも、そうすると、ちゃんと100円入ってきたときに困るか。

確かにそうだね。売掛金を100円のままにしておくのもよくないし、80円まで減らしてしまうのもよくないかもしれないね。

 
 

うん。じゃあ、資産を100のままにして、負債を20計上したらいい?

ああ、なるほど。いい勘してるね。それに近いんだけど、売掛金は100円のままにして、貸倒引当金という負債みたいなものを20円分設定しておく。そうすると、実質的には売掛金を80円にするような効果がある。

 
 
 

あれ? わかった気もするけど、わからない気もする。

 
 
 
スポンサーリンク

了解。じゃあ、もう一度整理していこうか。まず、売掛金がいくらかというと、あくまでも100円のまま。

 
 

うん。まだ100円全部回収できるかもしれないからね。

そう、そう。でも、資産としての価値はたぶん80円しかない。

 
 

「たぶん」ってことだね。

そのとおり。この時点では、あくまでも「たぶん」。お客さんが実際に倒産してしまって、売掛金が80円にカットされたら、売掛金の価値は80円以外の何物でもなくなる。ただ、まだ今は80円の可能性が高いけど、100円全額回収できるかもしれないし、逆に60円しか回収できないかもしれない。

 
 

うん。「もう、あなたのところには80円しか払えません」って決まったら、売掛金を80円に減らしてもいいよね。

そうだね。でも、今考えている状況は、お客さんの調子が良くないだけだもんね。そこまでできないよね。

 
 

うん。会社がお客さんの調子を勝手に想像しているだけだもんね。

 
 
 
スポンサーリンク

そう、そう。100円を回収できる権利が残っているうちは、売掛金は100円のままだから、それはそのまま残しておく。その代わりに、回収できないと予想する部分を貸倒引当金にして、売掛金を実質的に80にする感じだね。

 
 

じゃあ、貸倒引当金っていうのは、その「回収できないと予想する部分」だね。じゃあ、この場合だと、貸倒引当金は20円ってこと?

そのとおり。貸倒引当金は20円。これは売掛金という資産からマイナスするものだから、負債みたいなものだね。さっきの図みたいに、売掛金が左側に100円あるところに、右側に貸倒引当金を20円置けば、実質的には売掛金が80円の価値みたいになっている。

 
 

ああ、そういうことか。意味は分かった。でも、もしそれで実際に100円回収できたらどうなるの?

いい質問だね。長くなりそうだから、これは次回にまわそうか。

 
 

うん。そういえば、この前、貸倒損失の話もしたよね。

よく覚えてたね。じゃあ、その話もまとめて次回しよう。

めざせ!こどもCFOブログの目次はこちら

 
 
 
 

関連記事

こどもCFOブログ|記事一覧

こどもCFOブログ|アーカイブ

佐和周のブログ

スポンサーリンク