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第86回 固定費って、実はハイリスク・ハイリターンなんじゃないの?

第86回は、固定費の意味合いをより深く考えます。こちらの世界ではよく「営業レバレッジ」と呼んでいますが、こども君は、「固定費が営業利益の変動を増幅させる効果があること」に気付いたようです。

今回も結構大事な話だよ。前回は、変動費の多い会社がいいか、固定費の多い会社がいいか、聞いたよね? で、会社Vと会社Fの2つの会社を考えた。どちらの会社も売上は1,000、費用は800で同じ。でも、会社Vは費用のすべてが変動費で、会社Fは費用のすべてが固定費だった。

 
 

覚えてる。

で、こども君は、会社Vのほうがよかったんだよね。売上が下がっても…

 
 

利益が出るから!

そうだね。

 
 

だけど、逆なんだよね。

どういうこと?

 
 

もしも売上が大きくなったときに、変動費がいっぱいあったら… あ、固定費がいっぱいあったら、売上が大きくなると、利益もどんどん大きくなるよね? 固定費は増えないから。

そうだね。売上が伸びた分、同じ額だけ利益が伸びるってことだもんね。

 
 

うん、うん。でも、変動費のほうは、売上と一緒に大きくなっていくから、ちょっとずつは利益が増えるけど、固定費ばっかりの会社よりも利益の伸び方は小さくなる

そうだね。

 
 

あ! うーん。何か言いたいことがちゃんと言えてない気がする。

 
 
 
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え、そうかな? それでいいと思うけど。じゃあ、売上が2,000円になったときのことを考えてみたら?

 
 

うん。会社Vは、利益は売上の20%だから、400円。でも、会社Fのほうは、費用は800円のままだから、利益が1,200円になる。

そうだね。会社Fは、売上が1,000円大きくなったら、利益も1,000円大きくなったよね。200円から1,200円で。

 
 

あ! 言おうとしたこと思い出した。固定費は、ハイリスク・ハイリターンなの?

うん。それはすごく正しいことだけど、説明できる? 正確には、会社Fみたいに「固定費の割合が高い会社」がハイリスク・ハイリターンってことだけどね。

 
 

うん。会社Fみたいな会社は、売上が大きくなったら、会社Vに比べて利益が大きくなるけど、売上が小さくなったら、利益はすごく小さくなるし、損失も出るかもしれない。

うん。その説明で正しい。だから、固定費の大きい会社は、景気が悪くなると辛いよね。

 
 

そうだね。

 
 
 
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例えば、不動産を借りてお店をやっていると、固定費として賃借料が出るよね? とくに駅の近くとかいい場所にお店を出していると、その賃借料も高い。もちろん、そういう場所のほうがお客さんもいっぱい来るし、少しくらい値段が高くてもお客さんは来るかもしれない。でも、売上が下がってくると苦しいよね?

 
 

ああ、そうだね。賃借料は固定費だから、払わないといけない。

少し前に新型コロナで営業自粛するお店があったときに、テレビでインタビューを受けてる人は大変そうだったよね? それは固定費の影響も大きいと思う。変動費は、営業しなければ発生しないからね。

 
 
 

ああ、建物とかは持っておかないといけないからね。

うん。正確には、建物を「持ってる」んじゃなくて、「借りてる」から余計に大変なんだけどね。建物を持っている場合、賃借料の代わりに…

 
 

あ、減価償却費!

そうだね(笑) 減価償却費も固定費だけど、賃借料との違いは、お金を払わなくていいってこと。

 
 

あ、そうだ、そうだ。お金は最初に払っちゃってて、費用にするだけだった。

そう、そう。もちろん、お店を借りるんじゃなくて持ってたら、その分だけ借入れが大きかったりするかもしれないけど、単純に減価償却費と賃借料を比べるなら、賃借料のほうがしんどいよね。

 
 

それはわかる。

だから、会社を経営するときに一番注意しなければならないのは、キャッシュ・アウトフローを伴う固定費。賃借料みたいなタイプの費用だね

 
 

変動費と固定費のことを考えてきたから、今の話もよくわかった。

それはよかった。じゃあ、今回はここまでにしよう。

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