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第84回 売上が伸びたら、製品1個当たりの固定費は小さくなるんだね

第84回は、製品1個当たりの固定費について、数字を使って見てみます。なかなか言葉では伝わらない部分なので。

前回話したのは、変動費と固定費の話。売上が動いたときに一緒に動くのが変動費で、売上にかかわらず一定額が発生するのが固定費。覚えてる?

 
 

さすがに覚えてるよ。

さすがに(笑) で、こども君は「売上原価が変動費じゃないか」と考えた。でも、工場で製品を作っているときは、必ずしもそうじゃないという話をした。というのも、製造原価のうち、原材料費は確かに変動費だけど、給料とか減価償却費とかは固定費だから。このあたりが引っ掛かったんだよね。

 
 

うん。

 
 
 
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こういうときは数字を使ったらいいよ。じゃあ、いま製品1個を作るのに、100円の原材料が必要だとする。で、工場ではこの製品を月に20個作ってる。いいかな?

 
 

うん。大丈夫。2,000円ってことだね。

(笑) それは今回の問題じゃないけどね。で、この工場では、月に1,000円の人件費というか給料を払ってる。あと、工場の減価償却費と賃借料を足すと、これも月に1,000円になる。OK?

 
 

減価償却費と賃借料の合計で1,000円ってこと?

そう。そういう設定。この工場の固定費はいくら?

 
 

2,000円!

正解。人件費と減価償却費・賃借料は全部固定費ということにしよう。じゃあ、変動費はいくら?

 
 

あれ? 100円の原材料だから… え?

そうだね。「製品1個当たり100円」という言い方がいいかもね。作ったり、売ったりする製品の個数によって変動するから。

 
 

そうだね。

 
 
 
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じゃあ、この工場で製品を作ると、1個あたりどれだけ製造原価がかかる?

 
 

固定費も含めて?

うん。固定費も製品を作るためには必要だからね。

 
 

だったら、200円!

どうやって計算した?

 
 

変動費が製品1個当たり100円。固定費が1か月で2,000円。固定費については、1か月で20個作るから、1個当たり100円。合計すると1個当たり200円。

正解。その考え方でいいよ。じゃあ、仮に製品がよく売れて、次の月は製品を40個作ったらどうなる?

 
 
 

150円!

正解なんだけど、どうやって計算した?

 
 

変動費は製品1個あたり100円で変わらない。固定費は2,000円で変わらないから、40個で割って1個あたり50円。

うん。まあまあいいと思う。一番簡単なのは、固定費を100円の半分って考えるやり方かな。固定費の場合、作る数が倍になったら、1個当たりのコストは1/2になるからね。

 
 

ほんとだ。そっちのほうが簡単だ。

 
 
 
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だから、もともとの売上原価は1個あたり200円だったけど、売上が20個分から40個分の倍に伸びたら、1個あたりの売上原価が下がって150円になった。じゃあ、売上原価は全体として変動費じゃないよね?

 
 

あ、そうか。売上が伸びたのに、売上原価が下がってるってことか。

下がってるっていうのは正確じゃないね。売上ほどには増えてないってこと。売上が20個のときの製造原価は、1か月の総額ベースで見ると、変動費2,000円+固定費2,000円=4,000円。これが売上原価になる。でも、売上が40個のときの製造原価は変動費4,000円+固定費2,000円=6,000円。売上は2倍だけど、売上原価は1.5倍。だから、全体が変動費じゃないってこと。

 
 

ああ、下がってるわけじゃないのか。

下がっているのは1個当たりの製造原価だね。変動費なら、売上が2倍になったら、費用も2倍になるよね?

 
 

わかった。そういうことか。数字を使うとわかりやすい。

このあたりの感覚は大事だよ。ビジネスでやっていくうえでは、固定費のことをよくわかっておかないといけない。じゃあ、今回はここまで。

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