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第82回 最後に税金費用まで見たら、損益計算書は完成!

第82回は、税金費用について議論をして、ついに損益計算書を一番下までちゃんと見ます。こども君は税金計算にも興味があるようですが、それはもうちょっと先に話すことにします。

前回は損益計算書を上から下まで見たよね。売上高から始まって、一番下は当期純利益。

 
 

うん。

一度、全部つなげて書いてみようか。こんな感じになるけど、これがだいたい損益計算書のイメージかな。

 
 
 

長い!

 
 
 
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(笑) そうだね。で、この損益計算書のうち、前回は特別損益についてちょっと話した。固定資産の売却損益は特別損益に入るとか。

 
 

そうだね。普通は売らないから、特別なんだよね。

うん。で、経常利益に特別利益を足して、特別損失を引くと、税引前利益になった。その下が税金費用だけど、「法人税、住民税及び事業税」って書いたよね。覚えてるかな?

 
 

事業税っていうのを忘れてた。

そうか。あんまり細かなところはいいんだけど、この「法人税、住民税及び事業税」というのは、基本的に会社に利益が出たときに払わないといけない税金なんだ。

 
 
 

え? でも、他に税金があるってこと?

 
 
 
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うん。例えば、固定資産税ってあるよね? 個人もそうだけど、会社が土地とか建物を持ってると、固定資産税がかかる。それ以外の資産にもかかるけど。これは、利益がなくても、固定資産を持っていたら払わなければならない。

 
 

へぇー、そうなんだ。

でも、こういう固定資産税は「法人税、住民税及び事業税」には入れない。なぜなら、利益に連動しないから。

 
 

じゃあ、固定資産税は利益から引かないの?

いい質問だね。利益からは引くよ。でも、もっと上のほう。そういう税金を「租税公課」って呼んでるけど、租税公課は、販売費及び一般管理費に含めるね。工場の固定資産税なら、製造原価に入れたりもする。

 
 

ああ、そうか。工場は持たないといけないから、それにかかるコストは原価に入れるのか。

そのとおり。工場がないと製品が作れないなら、工場を持つことでかかる固定資産税は製造原価だよね。

 
 

それはわかる。

 
 
 
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じゃあ、日本って、利益の何%くらい税金がかかると思う?

 
 

半分よりは少ないと思うけど、40%よりも少ない?

うん。会社にもよるけど、税率はだいたい30%くらいかな。

 
 

そうなんだ。

思ったよりも安い?

 
 

うん。もうちょっと高いかと思った。

けど、損失が出たら何もしてくれないのに、利益が出たら30%を取られるとなると、結構きついと思うよ。

 
 

そうか。じゃあ、大変なのか。だったら、給料とか払って、配当も払うと、会社に残せるお金は少なそうだな。

 
 
 
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そうだね。でも、給料と配当を同列に考えちゃいけないよ。給料を100円払うと、税金は30円減る。なぜなら、利益が減るから。でも、配当は、税引後の当期純利益から払う。支払配当金は費用じゃなかったよね? だから、税金を計算するときも利益から引かない。だから、配当を払っても税金は減らない

 
 

ああー、そうなのか。

だから、正しい順番は、まず給料を払う。それで税引前利益まで計算できる。その後、税金を計算すると、税引後利益、当期純利益だね、それが計算できる。配当は税引後の利益をもとに払う。そんな流れ。

 
 

わかった!

またもうちょっと先で話すけど、損益計算書で計算する利益に税金がかかるわけじゃない。利益とは別に課税所得というのを計算して、それに税率を掛ける。だから、利益と課税所得は、似ているけど別物。

 
 

ええ。まだ別に計算するの? 何が違うの? 何が入ったり、入ってなかったりするの?

それもいい質問だね。「入ったり、入ってなかったり」というのは、表現として正しい。でも、課税所得の計算は、まだちょっと難しいと思うから、もう少し先のほうで話そう。

 
 

わあー、気になる。

じゃあ、楽しみにしておいて。

 
 

わはは。

今回はここまで。

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