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第80回 製造原価と販管費は費用になるタイミングが違うんだね

第80回は、「製造原価」と「販売費及び一般管理費」の違いを説明します。端的には、費用になるタイミングが違うので、両者を区分しておく必要がありますね。こども君も何となく販売費及び一般管理費のイメージがつかめたようです。

もう最近は何を話してるのかわからなくなっちゃったけど、前回話したのは、製品の製造原価のこと。製造原価の構成要素には、①原材料費、②労務費、③経費があるんだったね。

 
 

うん、ちゃんと覚えてる。

じゃあ、そういうコストをかけて製品を作るよね。出来上がった製品って、資産? それとも費用?

 
 

え? 製品は… 資産だよね。だって、棚卸資産じゃないの?

正解。他から買った商品も、自分で作った製品も、どちらも棚卸資産。だから費用じゃない。

 
 

そうだね。それはわかるよ。

 
 
 
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じゃあ、原材料を買ってくるとして、その原材料を工程に投入する。例えば…

 
 

「工程」って何?

工程というのは、工場の作業の手順というか流れみたいなもの。最初に原材料があって、最後に製品ができる。その製造の流れみたいなものだね。

 
 
 

わかった。ありがと。

だから、原材料を工程に投入するというのは、ケーキ作りでいうと、ボウルに小麦粉を入れ始めた感じかな。ケーキの作り方を知らないから、ほんとはよくわからないけど。ちなみに、小麦粉自体は資産だったよね?

 
 

うん。原材料も売ろうと思えば売れるからね。

だから、原材料も棚卸資産なんだよ。これはいいかな?

 
 

大丈夫。わかってる。

その棚卸資産である原材料を工程に投入すると、原材料費になって、最後は製品になる。製品も棚卸資産だから、原材料「費」といっても、別に費用になって利益から引かれるわけじゃないよね?

 
 

うん。出来上がった製品を売ったら、そのときに費用になるんだよね?

正解。だから、製品が出来上がった段階では、まだ費用にはなっていない。製品が売れたときに、売上原価になるイメージだね。だから、原材料を買うためにお金を払ってから、少し時間が経って費用になる感じだね。

 
 

そうだね。

 
 
 
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この話は工場の人に払う給料も一緒だよ。給料みたいな人件費は、普通、それを払ったら利益から引くけど、製品を作っている人の給料は製造原価に入る。だから、製品という資産になるね。

 
 

ああ、そういうことか。どっちから引くかが変わるってこと?

うん? どっちって何?

 
 

あれ? ケーキ屋さんとかは、お店の人の給料を利益から引いたよね?

うん。ケーキを「売っている人」を考えるとそうなるね。でも、ケーキを「作っている人」の給料を製品の原価に入れても、結局売上原価として費用になるよね? だから、「いつ費用になるか」というタイミングの違いだけかな。給料としてお金を払うタイミングは同じのはずだから。

 
 

ああ、そうか。わかった。

 
 
 
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少し前に話したけど、工場で働いている人の給料は製造原価に入る。でも、本社のビルで働いている人の給料は一般管理費だから、払ったときに費用にする。製造原価に入れると、費用になるのはいつ?

 
 

その製品が売れたとき!

正解。一方で、販売費及び一般管理費は、製造原価じゃないから、払ったときに費用になる。もちろん、前に見た前払費用とか未払費用という話はあるけど、少なくとも製品という資産は構成しない。製造原価と販管費の違いは分かった? あ、「販管費」っていうのは、「販売費及び一般管理費」の略ね。

 
 

はい!

だから、損益計算書の話に戻るけど、給料とかは、工場の分と本社の分を区別しておかないといけない。工場の分は、製造原価に入れる。だから、払ったときはまだ資産。でも、本社の分は、販管費になる。これは、基本的に払ったときに費用。いいかな?

 
 

費用になるタイミングが違うってことでしょ?

そう、そう。よくわかったね。じゃあ、次回は損益計算書の話に戻ろう。

 
 

やっとか。

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