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第75回 会社が株式を買ったら、財務諸表はどう動くの?

第75回は、会社が他の会社の株式を購入したときの財務諸表への影響について考えます。単なる資産の交換なので、貸借対照表の動きなんかは余裕で理解しているのかと思いきや、ちょっと引っ掛かるところもあるみたいです。

最近は色々話が飛んでるけど、今日は会社が株式に投資した時の話に戻るね。

 
 

はーい。

会社が株式に投資するというのは、会社が他の会社の株式を買うこと。これはいいかな?

 
 

うん。わかるよ。

じゃあ、会社がもともとお金を持っていて、それで他の会社の株式を買ったら、貸借対照表か損益計算書のどちらかに影響はあるかな?

 
 

まず、貸借対照表は、左側でお金が出ていく。だからお金が減る。で、損益計算書は…

 
 
 
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ちょっと待って。貸借対照表の左側でお金が減るのはいいけど、他に影響はないの? お金が減っただけだと、貸借対照表がバランスしないんじゃない?

 
 

ああ、そうか。お金が減って、純資産も減る。

何で純資産が減るの? 株式を買った会社は何か損したってこと? 損益計算書で損失が計上されるの?

 
 

あれ? 損失は計上されないのかな?

じゃあ、スーパーが商品を仕入れたときはどうなった?

 
 

お金が棚卸資産に変わった。あ、そうか、お金が株式に変わるのか。

ちょっと待って。ちゃんとわかっていないみたいだから、もう1つ。会社が建物を買ったときはどうなった?

 
 

お金が固定資産に変わった。

そうだよね。新しい資産を買ったときは、お金を他の資産に交換するだけ。同じ価値のものを交換しているんだから、そこから損益は出ないよね?

 
 
 

ちゃんとわかった。だから、貸借対照表の左側で、お金が株式に変わる。資産の合計は変わらない。

正解。図で見ると、こんな感じだよね。「株式」じゃなくて、「有価証券」っていう表現を使うことが多いから、そう書いとくけど。

 
 
 

わかった。覚えとく。

 
 
 
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じゃあ、損益計算書はどうなる?

 
 

貸借対照表の左側で資産を交換しただけだから、損益計算書は動かない。

そうだよね。貸借対照表で純資産が動いてないってことは、たぶん損益計算書も動かないよね。

 
 

ああ、そうか。

うん。利益か損失が出ないと、基本的に損益計算書は動かない。ということは、だいたい損益計算書が動くのは、何かを買ったときじゃなくて、売ったとき。そのタイミングで、買ったときとの値段の差が利益になったり、損失になったりするってこと

 
 

そうだね。売ったときに、買ったときの分も費用にするもんね。

売上原価とか、そうだったね。でも、再確認だけど、お金が出ていくだけでは費用にはならない支出と費用は別物だったね。お金が出ていっても、今回の株式みたいに資産を取得している場合は、それは費用じゃない。いいかな?

 
 

OKです。

それが分かっていても、何となくお金が出ていくと損した気がするよね。確かにそうなんだけど、少なくとも何か資産を買ったときに費用にするわけじゃないってことだね。

 
 

そうだね。最初は損する気がした。

 
 
 
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うん、うん。でも、株式を持っていたら、損益計算書が動くことがあるけど、どういうときかわかる?

 
 

株式を売ったとき。

そうだね。会社が他の会社の株式みたいな有価証券を売ると、その「売却損益」というものが出るけど、それは確かに損益計算書が動くね。他には? 株式を持っているとき、投資の回収の仕方には、他に何があった?

 
 

配当!

正解。会社が他の会社から配当を受け取ると、「受取配当金」ということで、損益計算書に出てくる。よくできました。じゃあ、今回はここまで。

 
 

えー。そっか。ちょっと気になることがあるから、じゃあ、また次回聞くね。

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