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第40回 買掛金には本当に利子が含まれていないの?

第40回は、買掛金が本当に「無利子」負債なのかについて話します。そして、普段の営業取引でも、実は価格の中に金利見合いが含まれている可能性があることも一緒に考えてみたいと思います。

前回話した内容は覚えてる? 銀行からの借入金みたいなのを「有利子負債」って呼んだよね。利子がかかるから。で、買掛金は「無利子負債」。利子がかからないから。

 
 

で、何かややこしい話があるってところで終わった。

そう、そう。ややこしいことっていうのは、厳密な意味では、買掛金に利子が含まれないとは限らないところ。ちょっとスーパーマーケットの仕入先の立場で考えてみて。スーパーに商品を納めてる会社。お客さんのスーパーマーケットには、すぐに代金を払ってもらえたほうが嬉しいよね?

 
 

そうだね。

それで…

 
 

もともとの値段に利子の分を含めておくってこと?

話の流れが分かったみたいだね。そう、スーパーに売るときに、「すぐお金を払ってくれるなら100円で売ります。でも、支払いが1か月後なら101円です。」って条件を決めたら、その1円は値上げと言われるかもしれないけど、実質は利息だよね

 
 

わかった!

まとめると、買掛金は無利子負債だから、有利子負債の借入金よりも有利になる。その意味で、仕入先に支払を待ってもらうのはいいことだよね。その分借入金を減らせる。でも、取引の条件によっては、買掛金に「利息っぽいもの」が含まれることもある。

 
 

さっきの1円は必ずじゃないってこと?

うん。それは取引先との条件の交渉によるね。

 
 

ふーん。

 
 
 
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同じことだけど、逆に「約束の期限よりも早く支払ったら、仕入代金を割り引きますよ」という仕組みもあるね。「仕入割引」って呼ぶけど。

 
 
 

それなら、早く払ったほうが得じゃん。そっちのほうが良くない? そうすることで何かデメリットはあるの?

それは最初の話に戻るよね。仕入代金の支払いを待ってもらえることがメリットだったよね。お金が余っているなら、すぐに支払って仕入割引を受けたほうがいいけど、お金が余っていないなら、どこかから資金を調達しないと早く支払えない。

 
 

ああ、そうか。そうだった。そもそもの話を忘れてた。

うん。だから、どちらがいいかは、実質的な利率を見ればいいよね。仕入割引の率が良ければ、銀行から借りてでも早く払ったほうがいいし、逆にそんなに率が良くなければ、待ってもらったらいいよね。もちろん、実際に銀行からお金を借りるのは面倒だから、あえて借りることもないと思うけど。

 
 

銀行から借りた後って、そっちにも利息があるけど…

それは銀行に払う利息のことだよね。仕入割引をしてもらうのは、ある意味利息をもらうってことだよ。1か月後に払えば100円だけど、いま払えば99円にしてくれる。これは「100円の仕入代金を払って、1円の利息をもらっている」のと同じこと。あとはこれと銀行の利率を比べればいい。

 
 

ああ、そういうことか。わかりましたー

 
 
 
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あとは何かある?

 
 

最後に1つ聞いていいかな。今のケースだと、銀行からお金を借りたときに、利息が1円より少ないんだったら、仕入先に早く払ったほうがいいってことだよね?

正解。銀行借入れの利息ってみんな気にするんだけど、こういう普段の取引に含まれている利息って見落としがちなんだよね。日々取引するから、それなりに金額は大きくなることもあるんだけどね。だから、こういうのは一度ゆっくり考えてみたほうがいいよね。じゃあ、今回もちょっと難しかったけど、大丈夫かな?

 
 

よくわかった。大丈夫。

こどもちゃんもOK?

 
 

うん、すごく納得した。

じゃあ、おつかれさま。(こどもちゃん退出)

 
 

こどもちゃん、やっぱり今回もちょっと邪魔だったね。

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