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第22回 会社が内部留保を許してもらえるのはどんなとき?

第22回は内部留保のお話です。会社が利益を得た場合の選択肢として、それを株主に配当することもできるし、配当せずに内部留保することもできますよね。だから、どういう場合に内部留保すべきなのかも議論したいと思います。

前回は配当の話をしたよね。会社に残った利益は、会社を持っている株主のもの。だから、株主はその利益を配当の形で受け取れるっていうこと。でも、会社は利益の全部を配当しなくてもいいんだよ。

 
 

え? 会社は余っているものを全部配当にしなくていいの?

そう。会社にお金というか利益を残してもいいってことだね。会社はまたそのお金を投資できるよね。例えば、スーパーマーケットをやっていて、すごく儲かるから、また次の新しいお店を出すとか。

 
 

そういうことか。じゃあ、お金のまま持っておくことにして、銀行に入れておいてもいい?

それは構わないよ。でも、会社が銀行にお金を入れて使わないくらいなら、配当で株主に返して、株主が好きに使ったほうがいいかもしれないね。お金を有効活用できてないよね。

 
 

そうだね。何にも使うことがないのに、お金を持っておくのはあんまりか。

そう思うね。株主からしたら、配当でお金を返してもらったら、そのお金は自由に使えるよね?

 
 

そうだね。お金なら何にでも好きなように使えるね。

だから、会社が余ったお金を銀行に入れるくらいなら、株主はそのお金を配当で返してもらったほうがいいよね? 預金するだけなら、会社じゃなくて、株主もできるからね。

 
 

うん、それはわかるよ。

だから、株主が会社に「配当しなくていいよ」と言うのは、会社がいいお金の使いみちを持っているとき。例えば、「新しいお店を出せば、もっと利益が出そうだ」とか、「レジを新しくすれば、人が少なくて済むから、コストが削減できそうだ」とか。

 
 

そのほうが会社の将来の利益が大きくなるから、ちょっと待ったら、もっとたくさん配当がもらえるってことか。

そのとおり、会社が配当せずに利益をため込むことを「内部留保」っていうけど、株主の立場で「内部留保していいよ」と言えるのは、会社が魅力的な投資を提案してきたときだけだね。

 
 
 

うん、よくわかる。

 
 
 
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あと、株主は1社だけじゃなくて、何社にも出資できるから、配当でお金を返してもらったら、そのお金で別の会社にも出資できるよね。

 
 

え?

株主がA社とB社の2社に出資していたとして、A社は利益が出たけど、いい投資の計画がないとする。でも、B社は利益があんまり出ていないけど、いい投資の計画がある。じゃあ、株主としては、A社からは配当でお金を回収して、それをB社に出資してあげればいい。そうしたら、あんまりお金がいらないA社から、お金が必要なB社にお金が移動する。株主を経由してね。

 
 

ああ、そういうことか。よくわかった。でも、ちょっと気になるんだけど、会社が内部留保を続けたまま、最後に会社をやめることになったらどうなるの? 最後は全部株主のものになるの?

いい質問だね。最後に会社をクローズするときには、残ったお金は全部株主のところに行く。「残余財産の分配」って呼ぶけどね。だから最後の配当みたいなものだね。

 
 

じゃあ、株主が一番お金をいっぱいもらえるってことだね。

それはケース・バイ・ケースだね。すごく利益が溜まっている会社ならそうなるけどね。でも、少し前に株主が会社に出資する話をしたとき、「株主は会社にお金をいっぱい入れないといけないね」みたいなこと言ってたよね。いっぱいお金を出したんだから、いっぱいもらってもいいよね?

 
 

いっぱいお金を出すから、リスクがあるってことか。

ハイリスク・ハイ…

 
 

リターン!

正解。

 
 

じゃあ、従業員はローリスク・ローリターン。

そうだね。でもどうしてそう思う?

 
 

お金を出さなくていいし、決まった給料をもらえるから。

その感覚でいいよ。よくわかったね。じゃあ、今回はここまで。

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