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第21回 株主がもらう「配当」って、「余り」なんだね

第21回は、配当について話します。その前段階として、給料などを払った後の利益が株主に帰属すること、だから株主は配当を受け取る権利があることなども議論します。

お父さん:公認会計士。このイラストよりも「おじさん」。決算対応の疲れで、今はほぼ「おじいさん」。

こども君:小学4年生。 特徴としては、好奇心が強く、語彙は多いほうで、数字を扱うのは得意。でも、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。その他は、野球のキャッチャーの配球と動物の精巧なフィギュアに興味がある普通の男の子。

前回は社長の話だけじゃなくて、株主とか株式の話もしたよね。でも、株主は何で会社にお金を入れると思う? そうすることで、株主にはどういうメリットがある?

 
 

会社が儲かったら、株主はお金がもらえるんじゃないの?

うん。そうだね。会社は株主のものだから、会社が儲かれば、株主が儲かるってことだよね。

 
 

それなら、最初にお金を出しても、だいたい後でそれよりも多くお金が入ってくるから、それが株主にとってのメリットなんじゃないの?

うん。基本はそうだね。ただ、会社は赤字になることもあるから、必ずしも投資したよりも多くお金が入ってくるわけじゃないよね。でも、「多くお金が入ってくる」ということを期待して、会社にお金を入れるわけだね。

 
 

そうか。じゃあ、儲かる会社にお金を入れないといけないね。損する会社はダメだね。

そのとおり。ちなみに、会社にお金を入れることを「出資」と呼んで、会社が儲かったときに株主にお金を渡すことを「配当」と呼ぶんだけど、聞いたことある?

 
 

どっちも聞いたことはないけど、株主にお金を渡すことを「配当」っていうんだね。じゃあ、働いている従業員の人にお金を渡すことも配当っていうの?

そうは言わない。普通に「給与」っていうね。「給料」でもいいけど。配当は株主だけかな。

 
 

そうなんだ。

まとめると、株主は会社にお金を入れる。これが出資だね。会社の立場で見れば、株主にお金を入れてもらえるから、「資本金」になる。代わりに株式を発行してあげるんだけど、会社は出資してもらったお金を元手に投資ができて、ビジネスができる。その結果、儲かったら、そのお金を配当として株主に渡す。この流れはOK?

 
 

株主にいったん全部渡すの? 従業員には誰が渡すの?

えーっと、まず商品が売れて利益が出たら、会社が従業員に給料を払う。「社長が配るわけじゃない」って話はしたよね? その給料の分は利益から差し引かれる。だから、従業員の給料は利益の計算要素になってる。これはわかる?

 
 

うん。

従業員の給料も費用だったよね。ケーキ屋さんの例で話したけど、原材料費とか経費と同じように、売上をあげるために必要なものだからだったよね。

 
 

お金を渡さないと働いてくれないからか。

 
 
 
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そうだね。そうやって必要な費用をすべて支払った後の利益は、誰のものかな?

 
 

そういうことか。余りが株主のものってことか。

そのとおり。「余り」という表現はいいね。会社に「残った」利益は、会社を持っている株主のもの。だから、その利益を配当の形で受け取るっていうこと。

 
 
 

じゃあ、決算をした後は、会社にはほとんどお金がないの?

いや、そういうわけじゃない。実際には、決算をして、利益の額を確定させて、その後「どれだけ配当しようかな」と考える。だから、利益の全額を配当するとは限らないし、あと、会社が配当を払うのは、決算日より少し後だね。

 
 

誰が配当をどれだけ払うか決めるの?

それは、株主が集まって決めるのが原則だね。でも、大きな会社では、役員が集まって決めてる場合もある。役員は「社長とその仲間たち」みたいな感じで、会社の中の人たちだよ。

 
 
 

へぇー。わかった。

最後にもう1つだけ言っておくけど、仮に利益の全額を配当したからと言って、会社にお金が無くなるわけじゃない。利益の計算とお金の計算は別。この話は難しいから、またちょっとずつ話していくよ。今回はここまで。

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