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第174回 自己資本といえば、自己資本比率と自社株買いだよね

第174回は、負債と自己資本のうち、自己資本についてもう少し考えます。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん(本物はこちら)。

こども君:小学6年生。体育と休み時間を過ごすために小学校に通い、阪神タイガースをこよなく愛する普通の男の子。好奇心が強く、数字を扱うのは得意。ただ、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。スポーツ大好き、RPG大好き、三国志やキングダムも大好き。

前回は、自己資本が多いほうが財務的に安定するって話をした。

 

うん。負債は、うまくいかないときに困ったことになるからね。

(笑) だから、貸借対照表の右側を見れば、だいたいその会社の財務の安定性がわかるよね?

 

ああ、そういうことか。自己資本が多ければ多いほど安定するのか。

そのとおり。だから、「自己資本比率」って指標もあるよ。どうやって計算すると思う?

 

資金調達全体のうち、自己資本が何%かってこと?

正解。お父さんなら、資金調達に「占める」…

 

割合!割合!割合!

そうだね。資金調達に「占める」自己資本の「割合」っていう言い方のほうがいいと思う。

 

そういうことか。

計算式でいうなら、「自己資本÷(負債+自己資本)」だね。

 

ああ、資金調達の全体って、「負債+自己資本」なのか。

そうだね。貸借対照表の右側には、負債か純資産しかないよね。「純資産=自己資本」と考えたら、「負債+自己資本」が全体の資本だよね。資金調達というか。

 

そうだね。

その金額は総資産に等しいけどね。

 

え?

貸借対照表で考えて。右側の合計が「負債+自己資本」。左側は「資産」しか…

 

ああ、そうか。じゃないと、貸借対照表がバランスしないのか。

そのとおり。だから、右側の資本で調達して、それが左側の資産になってる感じ。両者は一致する。

 

それはわかった。でもさー、自己資本は返済しなくていいっていうけど、じゃあ、株主は株式をどうしたらいいの?

急やな。売ればいいじゃん。株式市場の話をしたよね。もちろん、上場してないと売るのは難しいけど。

 

ああ、そうか。

だから、負債とは違って、会社が株主にお金を返すわけじゃない。株主は、会社の株式を売ったら、誰からお金をもらうことになる?

 

株を買った人だよね。

そうだね。言い方を変えると、次の株主かな。

 

ああ、うまいこと言うね。

(笑) でも、会社が株主に直接お金を返す方法もあるよ。覚えてる?

 

自社株買い

正解。会計の世界だと、「自己株式の取得」って呼ぶけど、会社が自分の会社の株式を株主から買い取る。そうすると、ちょうどお金の流れは株式の発行のときと逆になる。

 

ああ、そういう図を描いたね。

めんどくさいから、もう描かないけどね。株式を発行するときは、会社は株主に対して、株式を渡してお金をもらう。自己株式を取得するときは、会社は株主に対して、お金を渡して株式をもらう。

 

そういうことか。前のときよりよくわかった!

それは喜んでいいものかどうか微妙だね。でも、他にも会社が株主に直接お金を返す方法はあるよ。資本の払戻しもできる。負債とは違って、強制されないけどね。もうお金が余っちゃって仕方なかったら、すべての株主に払い戻しても構わない。

 

ああ、株主みんなにちょっとずつ返すってことか。

そうだね。自社株買いのときは、それを売った株主だけに返す感じだよね。

 

ああ、返し方が違うね。

うん。自己株式って、純資産のマイナスになるの覚えてる? 普通の株式というか有価証券は、会社の資産になるけど。

 

何となく覚えてる。ああ、資本を払い戻したのと同じって言いたいんだね?

そうだね。貸借対照表上でそう見えるってこと。もちろん、その自己株式はまだ消えていないから、会社はもう一度使うこともできるけどね。まあ、今はそこまではいいや。でも、資本を払い戻したり、自社株買いをしたりしたら、自己資本比率は…

 

下がるに決まってるじゃん。

だから、財務的には不安定になるってこと。今回はここまで。

 

会社って大変だなあ。株主のほうが簡単そう…

今回はここまで。

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