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第101回 今1万円もらうか、1年後に1万100円もらうか、どっちがいい?

第101回は、現在価値について、その概念を説明します。こども君には、現在価値がどういうものかについて予想があるようで、ちょっと脱線しながら話が進みます。

お父さん:公認会計士。実際は、このイラストよりも、だいぶおじさん。

こども君:小学4年生。 特徴としては、好奇心が強く、語彙は多いほうで、数字を扱うのは得意。でも、ペラペラ喋って、人の話を黙って聞くのは苦手。その他は、野球のキャッチャーの配球と動物の精巧なフィギュアに興味がある普通の男の子。

ここまで、引当金について見てきたね。貸倒引当金とか、賞与引当金とか。「引当金とは何か?」みたいなところまで突っ込む必要はないけど、だいたいのイメージはつかめたかな?

 
 

うん。将来に何かあるから、今の時点で引き当てておくってイメージだよね?

そのとおり。じゃあ、今日はちょっと話が変わって、面白い話。

 
 

もう変わるの?

 
 
 
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また引当金の話はするけど、ちょっとその前に「現在価値」の話。

 
 

現在って?

今ってこと。

 
 

あ、何となくわかる。

え? 何の話?

 
 

固定資産の話だと思う。

何で固定資産だと思うの?

 
 

固定資産は、減価償却していって、どんどん価値が下がるから、今の価値があって、それが現在価値だと思う。

うん、いい発想だね。でも、それはちょっと現在価値の話とは違うんだよね。減価償却した後の固定資産の金額は「帳簿価額」とか、略して「簿価」とか呼ぶ。減価償却って、「何年で償却します」とか、適当に決めてやってるから、実際の価値とはちょっと違うんだよね。難しいけど。でも、いい予想だったよ。

 
 

ふーん。帳簿価額とか簿価とか、全然聞いたことないや。

そうだね。「帳簿にいくらで載っているか」という意味合いだね。だいぶ前に話したけど、もともと1億円で買った建物があって、耐用年数は50年だった。で、建物を買ってから30年後、減価償却が進んで、資産として残っている金額は4,000万円だったよね。その話覚えてる?

 
 

うん、覚えてるよ。

そのときの4,000万円が、その建物の「帳簿価額」だね。実際にその建物を売ろうとすると、それは4,000万円で売れるとは限らない。もっと高いかもしれないし、もっと安いかもしれない。だから、減価償却は予め決められたルールで償却していくだけだね。

 
 

うーん、そういうことか。わかった。

 
 
 
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現在価値の話は、会計の話からは離れる。ちょっと別の話と考えて。いきなりだけど、今1万円のお金を持っていたとしよう。で、金利は仮に1%とする。今の1万円は、1年後にいくらになる?

 
 
 

1万100円!

そうだね。国債を買っても、預金してもいいけど、金利がもらえるから、1万100円になるね。じゃあ、この状況で、「今1万円もらう」のと、「1年後に1万100円もらう」のはどっちがいい?

 
 

えーっと、今あんまりお金がなければ、「今1万円もらう」ほうかな。でも、今お金があるなら、「1年後に1万100円もらう」ほうを選ぶ。そっちのほうがいいよね?

そう? 今お金に余裕がある場合を考えると、今1万円もらったら、それはどうする?

 
 

あ、そうか。今1万円もらったら、1年後には1万100円に増やせるのか。

そうだね。金利が1%だから、今1万円もらったら、国債を買ったり、預金したりして、1年後には1万100円にできるよね。

 
 

じゃあ、今もらうのもいいよね。

でも、どっちでも一緒じゃない?

 
 

一緒じゃないよ。今1万円もらったら、それはすぐに使えるけど、1年後に1万100円もらうことになっていても、今お金は使えない。

そうだね。すごくいい視点だと思うよ。じゃあ、もともと考えていたよりも、話をちょっと難しくしようと思うから、続きは次回ね。

 
 

はーい。

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