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第95回 株式投資と社債投資、どっちのリスクが高いの?

第95回は、前回に引き続き、金融資産の話ですが、今回は、金融資産のうち有価証券について話します。先々のために、ちょっとだけ社債投資と株式投資のリスクについて考えてみたいと思います。

前回は、棚卸資産とか固定資産(有形・無形)以外の資産として、金融資産の話をしたよね。

 
 

うん。売掛金とか貸付金、あと債券もそうだったね。

そのとおり。で、株式も金融資産だって言ったよね。で、売掛金とか貸付金みたいなものを特に何と呼ぶんだった?

 
 

金銭… あれ?

金銭債権だね。

 
 

ああ、そうか… でも…

どうした?

 
 

さいけんは?

債券のこと?

 
 

そう。債券は金銭債権なの?

ああ、そういうことか。ごめん、正確なことはわからないけど、債券のもとになるのは、金銭債権だよね。それを表した証券ってことかな。だから、金銭債権と考えておいていいと思う。でも、会計の世界では、金銭債権と有価証券というふうに分けて、債券は有価証券のほうで扱うことが多いよ。

 
 

じゃあ、同じものだけど、ここでは別のものとして考えておく。

 
 
 
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うん。社債の中身は貸付金と同じだからね。じゃあ、有価証券の中には株式と社債があるけど、どちらも会社が発行するものだよね?

 
 

それはそうだね。

だから、それを別の会社が持っていたら、その持っている会社にとっては、どちらも金融資産になる。いいかな?

 
 

うん。さっき話したよね。

じゃあ、ある会社の「株式に投資すること」と、同じ会社の「社債に投資すること」はどう違う?

 
 

株式に投資するってことは、配当金をもらうってことだよね?

そうだね。じゃあ、社債に投資すれば何がもらえる?

 
 

金利でしょ。

うん。「社債利息」とか呼ぶけど、社債に投資すれば利息がもらえる。以前に株式投資と社債投資の話をしたけど、どっちのほうがリスクが高いと思う?

 
 

それは以前に聞かれてないよね?

うん。そのときはそこまで聞かなかったと思う。

 
 

社債ってリスクは高くないんじゃない?

どうして?

 
 
 

社債って、会社が倒産しなければ、お金を返してもらえるよね?

そうだね。社債は償還してもらえるから、そのときにお金に変わるね。で?

 
 

うーん。株式も価値はゼロにまでしかならないのか。

そうだね。以前に株主の有限責任の話はしたよね。債務超過の部分は負担しないってこと。

 
 

債権者が損するんだよね。

 
 
 
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そのとおり。でも、価値がマイナスにはならないという意味で、そこに株式と社債との差はないかもね。じゃあ、会社が倒産したとき、社債権者と株主、どっちが先にお金を返してもらえると思う?

 
 

そんなこと、わからない。

ごめん。じゃあ、今回で覚えといて。社債権者のほうが先にお金を返してもらえる。で、それでもお金が残っていて初めて、株主は残余財産の分配を受けられる感じかな。だから、社債投資より株式投資のほうがリスクが高い

 
 

株式投資のほうがお金が返ってこない可能性が高いってこと?

そのとおり。株式投資の場合、社債みたいに償還期限はない。だから、決まった金額を返してもらえるような投資じゃないし、会社に利益が出ないと配当も払ってもらえない。あと、会社が倒産したら、債権者にお金を払った後でしか、お金は返してもらえない。だから投資するとリスクが高いよね。

 
 

ああ、そういうことかー。わかる、わかる。

逆に、社債投資の場合、償還期限もあるし、貸付金みたいなものだから、決まった金額が返ってくる。しかも、会社が赤字でも、金利部分はちゃんと払ってもらえるあと、会社が倒産した場合でも、株主よりも先にお金を返してもらえる。これで違いはわかったかな?

 
 

うん。わかった。社債投資のほうがリスクが低いってことだね。

そう、そう。だから、同じ金融資産でもリスクはそれぞれってこと。じゃあ、今回はここまで。

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