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第68回 会社が社債を発行したら、その社債はどこへ行くの?

第68回は、社債の話をします。もともとは社債を発行する側の話をしていたのですが、いつの間にか社債を引き受けたり、売ったりする側の話になっていました。

前回こども君から聞かれたのは、「社債」のこと。で、前回話せたのは、社債は債券の1つで、債券は有価証券の1つってこと。これはいいかな?

 
 

大丈夫。

じゃあ、社債の続きを話すけど、社債っていうのは会社が発行する「債券」。で、借入金みたいなものだから、「お金を借りました」ということの証明みたいなものかな。イメージは湧くかな?

 
 

イメージは湧くよ。でも、それは銀行から借りたときにはないんだよね? そういう証明するような券は。

うん。銀行から借りるときは、基本的に「契約書」だけだね。「お金をこれだけ貸します、借ります、っていう約束を紙にしたもの」が契約書。それは債券じゃない。手形があることもあるけど、今は無視しよう。

 
 
 

はぁー。手形って面白いね。人生ゲームで出てくるやつ。約束手形!

(笑) 話が逸れそうだから、手形のことは忘れて。話を戻すと、社債も借入金と同じで、「いくら借りるか」、「いつ返すか」、「どれだけ利息を支払うか」を約束してるね。

 
 

でも、じゃあ社債は、借入金と何が違うの?

1つはさっき言った、債券が発行されることだよね。だから、それを引き受けた人、つまり社債をもらう代わりに会社にお金を貸した人は、債券を持ってる状態。これはいいかな?

 
 

うん。

借入金の場合、お金を貸した人は、基本的にはその貸した先の会社から返してもらうしかない。でも、社債の場合、お金を貸した人、つまり社債を持っている人は、それを市場とかで売ることができる

 
 

ああ、そうか。それはわかる。

 
 
 
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だから、貸す側にとっては…

 
 

うん? 借りている側は社債を売っちゃダメなの?

えーっと、ちょっとこんがらがってきたかな。じゃあ、図を描いてみよう。

 
 
 

ああ、そうか。会社は社債を発行するだけで、それはお金を貸してくれた人に渡しちゃうんだね。だから、自分では売れない。

うん。そうだね。売れるのは、お金を貸した側だね。「社債権者」って呼ぶけど、社債権者が社債を別の人に売れば、ちょうど貸したお金を返してもらったみたいになるよね。

 
 

え?

 
 
 
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ちょっとわかりにくいかな。じゃあ、お金の動きを見てみて。

 
 
 

あ、そうか。新たに社債を買った人からお金が行くのか。

そうだね。

 
 

でも、そうしたら、社債を買う人は「最初の社債権者が会社に払った金額」で社債を買うの?

いや、実際はそれとは違う金額で売買するよ。さっきも言ったけど、社債を発行するときには、「どれだけ金利を払います」っていうのが決まってる。それは社債を発行するときに決めること。でも、金利の水準は日々動くよね。

 
 

あ、そういうニュース見た。

いつかまた説明するけど、金利が動くと、社債の価格も動く。金利の動きによって、社債の条件が有利になったり不利になったりするからね。だから、その社債を売買する日の価格で取引する。それは「最初の社債権者が会社に払った金額」とは別の金額だね。

 
 

うーん、よくわからないけど、社債の値段が動くことだけはわかった。

社債の価格の話は、もうちょっと先で見たいと思っているけど、例えば、社債を発行した会社、つまりお金を借りている会社がやばくなったら、社債の価格は下がりそうだよね。さっきの話とはちょっと違うけど。

 
 

ああ、社債を買っても、最後に返してもらえないからか。

うん、倒産したら返ってこないもんね。そういう意味でも、社債の価格が日々動くのは自然なことだと思う。でも、いつの間にか「社債を持っている人」の立場で考えていたけど、もともとは「社債を発行した会社」の立場で考えてたよね。借入金と同じ負債ってことで。それは覚えといてね。

 
 

はーい。

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