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お父さんの独り言

お父さんの独り言⑨ 小学4年生に本当に教えたいのはDCFの考え方

今回は、「お父さんの独り言」ということで、最近こども君と話した感想を書きます。

 

なぜ経過勘定みたいにつまらないものを教えたのか

ちょっと前のお父さんの独り言でお伝えしたとおり、この経過勘定シリーズは、利益とキャッシュ・フローの違いを考える癖をつけさせる目的でやってきました。

単純なトレーニングというかドリルみたいなものでしたが、それなりに効果はあったようです。

 

教えたいのはDCFの考え方

で、こういう話をして、結局何を教えたいのか、ということですが、やっぱり1つに絞るならDCF(Discounted Cash Flow)の考え方でしょうか。

以前にも少しお話ししましたが、つまるところ、色々なものの価値は、キャッシュ・フローの割引現在価値で決まるので、損得計算も含めて、そういう計算ができるようになってほしいなと思います。

 

DCF法をちゃんと教えるのは難しい

ただ、DCFをちゃんと教えようとすると、なかなか難しいんですよね。

DCF法の理解には、色々なパーツが必要で、それがなかなか揃わないので。

 

金利がネック

一番の問題は金利です。

大人ならいいのですが、子供はまず、日常で金利自体に触れてないので、金利で元本が増えていくような複利計算のイメージがない。そうすると、その逆の割引計算も難しいという印象です。

なので、こども君には、折に触れて、金利のことを教えてきました。まだまだ現在価値の話は先ですけど、そういう伏線としては機能するのではないかと思います。

 

キャッシュ・フローの計算もネック

それ以外でも、キャッシュ・フローの見積りって、なかなか難しいんですよね。

実務でもそうですが、DCF法を使うとき、直接キャッシュ・フローを見積もることはほぼないです。

会計上の利益をベースにしますよね。だから、「こどもファイナンス」を教える前に、「こども会計」を教えておかないといけないということです。

税務コストについても同様です。課税所得計算は会計上の利益(税引前利益)からスタートなので、税務コストによるキャッシュ・アウトフローを見積もるときにも、会計上の利益がベースになります。

つまり、ファイナンスの世界も税務の世界も、会計がベースになるってことですね。

もちろん、自分か会計士だからそういう発想になるのは確かですが、ファイナンスをやるにしても、会計の知識は全く邪魔にならないと思います。

なので、ちょっと大変ですけど、キャッシュ・フローの見積りについては、会計のことを教えた後で、そこからファイナンスの話につなげる形で見てみようと思います。

 

なぜDCF法的発想が重要なのか

じゃあ、なぜそんなに苦労をしてまで、DCF法の発想を教えるのか、ということです。

それは、DCFによる価値算定のイメージがあれば、何らかの意思決定をするときに、「自社の企業価値にどのような影響を与えるか」という観点で意思決定ができるからです。

もちろん、外から会社や資産を買うときの価値の判断も同じですね。需給で価格が大きく変動するものは、自らの価値尺度を持っておかないと、高値つかみをしてしまうリスクが高くなるように思います。

買収の意思決定なんかを見ていると、本当にそうですよね。

だから、キャッシュ・フローの情報をもとに、自分である程度予測をして、DCF法的に色々なものを評価する視点を持っておくといいと思います。「高いか、安いか」を判断して、相手方と交渉をするときの価値尺度ってことですね。

まだまだ道のりは長いですが、そういうことを教えられる下地が出来つつあるように感じます。

すみません、今日はサソリのフィギュアのお話はありません。

 

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