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土日に読む小説:儚い羊たちの祝宴(米澤穂信)

夏休みモードということで、週末は好きな小説のことを書いています。

米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』

今日ご紹介するのは、米澤穂信さん『儚い羊たちの祝宴』という本です。

 

この本も以前にご紹介した『満願』と同じく、短編集(短篇集)で、5編(篇)収録されています。

それぞれの話の登場人物は、「バベルの会」と呼ばれる読書サークルに関係していますが、話自体につながりがあるわけではありません。

全体的にダークな感じの話で、そういうのが好きじゃない方にはあんまりかもしれません。

以前に書きましたが、私は本を読むときに感情がないので、純粋に話の筋を重視します。そういう人には楽しめる本じゃないかと思います。

「玉野五十鈴の誉れ」

(以下はちょっとだけネタバレを含みます)

この中で、私が好きなのは「玉野五十鈴の誉れ」という話です。

玉野五十鈴というのは、主人公である資産家の娘の従者の名前です。

どんな話なのか

従者(笑) 現実に近い話を求める人には向かない、そんな感じの話です。

主従関係はありながらも、主人公と玉野五十鈴との間に友情が生まれるのですが、世継ぎの問題など色々とあり…

どういうところが好きなのか

ただ、そういう話自体が特に面白いわけではありません。

問題はこの話の最後の一文です(以下です)。

―始めちょろちょろ、中ぱっぱ。赤子泣いても蓋取るな―

明らかにこの文自体に怖い要素は1つもありません。ただ、話を読み進めて、最後にこの一文を見ると、ぞっとします

初めてこの話を読んだのは電車の中だったのですが、怖くなって、つい周りを見回してしまいました(笑)

これ以上は言いませんが、他の話も含めて、すごく面白い本です。

今日はここまでです。

では、では。

 

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

 

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