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土日に読む小説:杉村三郎シリーズ(宮部みゆき)

全然仕事は終わっていないのですが、何となく夏休みモードなので、今日は普段と違う話にします。

小説の話

いきなりですが、私は結構小説を読みます。

ただ、特に好きな作家さんがいるわけでもなく、小説のジャンルというのもよくわかっていません。

なので、好みは基本的に作品ごとで、統一性も全くないのですが、「好きな小説」というのはいくつかあります。

これからは、そういう小説のことも少し書いていこうと思います(今日みたいに仕事のことを書く気にならない日に)。

宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズ

ということで、まず思いついたのが、宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズです。

私は本を読んでいても、ほとんど感情移入ができません(奥さんから「サイコパス」と呼ばれるレベル)。

ただ、このシリーズの主人公(杉村三郎)だけは例外で、妙に感情移入してしまうので、そういうこともあって、このシリーズはずっと読んでいます。

今のところ5冊ありますが(以下)、別にどこから読み始めても大丈夫だとは思います。

1.『誰か―Somebody』

 

2. 『名もなき毒』

 

3.『ペテロの葬列』(上下)

 

4.『希望荘』

 

5.『昨日がなければ明日もない』

 

どんな話なのか

(以下はちょっとだけネタバレを含みます)

主人公は、いくつか特殊な設定はあるのですが、最初はふつうのサラリーマン(という昔の言葉がしっくりくる人)です。ただ、色々とあって、シリーズの途中で私立探偵の仕事を始めることになります。

物語としては、重大な事件が取り扱われているわけではなく、劇的な場面も少ないので、見方によっては平板なストーリーともいえます。

というと、一見退屈そうなのですが、そんなことは全くないんですよね。

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どういうところが好きなのか

この小説を魅力的にしている1つの要因は、細やかな人物描写です。

主人公の周りの人間も含めて、人物描写がとにかく丁寧なので、主人公と境遇が似ていなくても、ついつい感情移入してしまいます。

宮部みゆきさんの才能以外の何物でもないですが、どれだけ時間をかけて書いておられるのか、興味がわくレベルです。

そして、もう1つの要因は、主人公が遭遇する事件の背景です。

上記のとおり、事件自体は必ずしも大きくありません。

ただ、その裏にある「個人の悪意」や「社会の問題」が大きいというか、根深いものが感じられます。

土日に読むのに最適

結果として、主人公は平凡なのに、なぜか魅力的です。また、物語も平板なようでいて、考えさせられるものがあります。

話によっては、後味悪めなものも含まれていますが、そういう「救いのなさ」の描写も絶妙だと思います。

仕事のことを軽く忘れたい週末などに、ゆっくりくつろげる環境を作って、じっくりと読むのに適した小説です。

仕事のこと以上に力説してしまいましたが、今日はここまでです。

では、では。

 

この記事を書いたのは…
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら

 

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