海外子会社管理本がほぼ完成(再校ゲラ返送)

今日は雑談です。
目次
再校ゲラを返送しました
いまは海外子会社管理の入門っぽい本を書いています。
4月頭に再校ゲラが返ってきて、そのチェックが終わったので、ちょうどそれを返送するところです。
これでもう、こちら側の実質的な作業は完了なので、あとはほぼお任せです。
長かったー。
読むたびに引っかかる
それにしても、もう何度も読んでいるはずなのに、読むたびに引っかかるところが出てくるのは、何なんだろうなと思います。
どうしても気になるんですよね。直さないと気が済まないというか。。。
ダラダラと修正するのは、編集者の方にも迷惑なはずなので、本当に申し訳ない限りです。
少しだけ内容を
以前にも書きましたが、内容は海外子会社管理の入門で、章立ては以下のような感じです。
Ⅱ. 会計に関連する業務
Ⅲ. 税務に関連する業務
Ⅳ. 財務に関連する業務
Ⅴ. 不正リスク対応に関連する業務
Ⅵ. 勘定科目ごとのチェック・ポイント
この本は、できるだけポップなトーンで書いています。
もちろん、いくらポップにするといっても、内容的に限界があるのですが。
例えば、「Ⅲ. 税務に関連する業務」には、「ケース30. 現地会計事務所と意見交換する」という項目がありますが、以下の箇所なんかは、そんなに堅苦しくないんじゃないかと思います。
(2) 現地会計事務所と議論すべきポイント
…
➄海外子会社の経理スタッフや監査法人のレベルなど
日本側からすると、海外子会社の経理スタッフの実務レベルには関心があります。しかしながら、それを経理スタッフ本人に確認するわけにはいきません。そこで、こっそりと現地会計事務所に確認することがあります。「経理スタッフのレベルはどうですか?」などと直接的に聞くかどうかは別にして、何となく、先方がどう思っているかを察することは難しくないように思います。
この点は、海外子会社の監査法人についても同様です。「監査報酬の割に品質が低いんじゃないか」などの疑念がある場合は、現地会計事務所に監査法人の評判などを確認して裏付けを取ったりもします(ただし、監査法人と繋がりの強い会計事務所には聞けません)。著者の経験上、監査の品質を見極める上で、これは非常に有効な手段です。ついでに、海外子会社の経理スタッフと監査法人の関係について、それとなく尋ねてみるのも面白いと思います。
これらは雑談に近いレベルのものですが、一方で日本側が最も知りたいのは海外子会社の「雰囲気」なので、それが何となく理解できるという意味では、有意義な雑談なのではないでしょうか。
本当はもっと書きたいことがあるのですが、そこは大人なので。
しかも、もう少しちゃんとした大人の方がチェックされているので、削除された箇所もあり、より大人の文章になっています。
お仕事のこと
お仕事のほうは、ちょっとやばい状況です。
ただ、本当にきついのはあとちょっとなので、何とかなりそうな気もしないでもない、そんな感じです。
決算を頑張っておられる企業の皆さんも、あとちょっと(かどうかわからないけど)頑張りましょう!
ということで、今日はここまでです。
では、では。
佐和 周(公認会計士・税理士)
現 有限責任 あずさ監査法人、KPMG税理士法人を経て、佐和公認会計士事務所を開設。専門は海外子会社管理・財務DD・国際税務など。東京大学経済学部卒業、英国ケンブリッジ大学経営大学院(Cambridge Judge Business School) 首席修了 (MBA)。詳細なプロフィールはこちら。